サターンノイドの博物誌

サターンノイドの博物誌

宇宙と空と、たまに旅

真っ赤な三日月

やっと本格的な梅雨到来か。

最近は梅雨になってもあまり降らない気がする。

 

少しだけ晴れてきたので、勉強しながらちょっと外を眺めたら、久々に低空の真っ赤な三日月と遭遇。正確には三日月じゃないが。

 

ここまで赤い月は皆既月食以外では見たことがない。驚いた。

市街地方面上空だから空気が汚れているのが原因か?

 

 

ついでだから夏の大三角 with クレーン。撮って出し。

はくちょう座の風格はいつ見ても良い。

土星の環が本体より明るかった!?

先日、面白いことをTwitterで知った。

 

土星が衝のとき、土星のリングを形作っている粒子同士の影が落ちないため、リングがやたら明るく見えるらしい。

 

その名も、「衝効果」。

 

以下のサイトが、少し古いが詳しい。

土星のトピックス 2004-05年‐天文ガイド 2005年5月号

衝のときだけでなく、輪が開いて見えるときはいつでもそうなるようだ。

なるほど。考えたらそりゃそうだが、データを見て納得。観測屋だから理論だけでは信じない。

 

さて、早速自分でも、一昨日の衝のときに撮影した土星をMakaliiで測光してみた。

 

その結果。

なんと土星の輪の方が、本体よりも明るいではないか!!!

 

そうは言っても、衝以外のときの写真でも測光しないと比較できない。これだけで衝効果とはまだ言えない。

 

また土星を見よう。

衝の土星に悪戦苦闘

一昨日は土星が衝だった。

 

【衝】とは、惑星などがだいたい 太陽ー地球ー惑星 の順で並び、地球から惑星の昼側しか見えないために明るく見える時のことを言う。簡単に言うと、衝のときは見頃というわけだ。

 

私は先週から慢性的睡眠不足に悩まされ、周囲が霞んで見えるほどだったが、年に一度の衝、こんな時に見ないでいられるワケがない。

故障を直した赤道儀のテストも兼ねて、望遠鏡を家ノ前ウチノマエ宇宙空間観測所にセット。

 

低空だったし、風もあって「大丈夫かな〜」と思ったものの、強行した。

結果はご覧の通り。

くっ、暗い……。

 

家ノ前ウチノマエ宇宙空間観測所は南側にあるから、北極星が見えない。これは星屋にとっては重大な問題で北極星を導入しないと、赤道儀で星を正確に追尾するのが難しい。

 

惑星写真はかなり拡大して撮影するから、いくら北極星の位置を悟ることができても、ちょっとずれていればあっという間に視界からさようなら。

 

となると、どうしてもシャッタースピードを速く、感度を上げて明るく撮るしかない。で、撮れたのがこういう暗い画像。

 

ならば、50枚撮った土星を、コンポジットすれば良いではないか!

ダメだった。暗すぎて自動検出に失敗した。

 

仕方がないからテキトーに撮った写真から選んで、画像処理&トリミング。

今回はこれが限界。ガリレオ土星を見て「耳がある」と記したのも納得の、あんましよろしくない一枚。

 

この写真のどこかに、9月に土星に落ちて燃え尽きるNASAの探査機カッシーニがいるのか。カッシーニ、最後まで頑張れ。


NASA at Saturn: Cassini's Grand Finale

 

 追記:▼つづき。

cosmoarcadia.hatenablog.com

 

 

ABOUT

はじめてお越しの方向けに、中の人とこのブログについてご紹介。

 

自己紹介

東京の工学部学生。

 

【趣味】

・星を眺めることと天体写真撮影

・雲の撮影

・夜空の明るさ観測と研究

・旅

 

保有装備】

天体望遠鏡 Vixen ED81S

天体望遠鏡 星の手帖社 組立望遠鏡(15倍)

赤道儀 Vixen GP2

赤道儀 Vixen ポラリエ

カメラ Canon EOS kiss x5(愛機)

双眼鏡 オリンパス

……こうしてみると、意外にたくさん持ってるなあ

 

【モットー】

なるべく気楽に、お金をかけずに、楽しむ!

装備を使わず、カメラと三脚だけでふら〜っと星を眺めに行くことが多い(最近はスマホでも天体写真に挑戦中)。

 

 

このブログをはじめたワケ

もともとこのブログは「天空のアルカディア」という名前で、下手な天体写真を置いておく記録用として始め、その後少しばかり人気になりだしたので(日本語で書いているのに海外で(笑))、星の趣味を広めることを主体におくようになりました。

しかし、天文や宇宙もいろいろな分野と分野と密接にかかわっていますし、個人的に光害の啓発や雲の観察、旅行が趣味ということもあって、今は星関連のみならず「サターンノイドの博物誌」という名前でいろいろ書いています。

大したことは書いていませんが、一個人の楽しみを是非感じていただければ幸いです。

リニューアルオープンします

 はじめての方は、はじめまして。

いつも読んでくださっている方、お久しぶりです。いつもお越しくださり、どうもありがとうございます。

 

2016年から、『天空のアルカディア』として宇宙系ブログをやっていましたが、このたび、いろんな都合でリニューアルすることになりました。

 

旧『天空のアルカディア』は、軽い気持ちで天体観測日記として始めたので、地球上に数多と宇宙好きがいる中で、大して写真なども上手くない私がブログなどやっていいものかと悩み、閉鎖を考えたこともありました。

しかし、そんな気持ちとは裏腹にアクセス数は増えていき、度々訪れてくれる読者の方も現れました。そして、なぜか日本語で書いているのに、海外からの閲覧が多かったんです。コメントも日本語で来たことはありませんでした(笑)。

 

そんな読者の皆様の支えもあって、「はてなブログ」にてリニューアルオープンします。「はてなブログ」はスマホからも投稿できるので、投稿数を増やせると思います。

 

さてさて、リニューアルを機に、少しブログの趣旨を変えていく予定です。

 

旧『天空のアルカディア』は、単なる天体観測日記の体裁でした。

新生『天空のアルカディア』は、以下の3つを目的に投稿していきます。

 

  • 自分の天体観測日記として記録する
  • 積極的に星空の楽しみ方を発信して、一人でも多くの方に、星を眺める素晴らしさを知ってもらう
  • 光害を減らすべく、啓発活動をする

 

観測日記だけでなく、星に関して幅広く投稿していくつもりです。

 

難しいことは置いておいて、星を眺めるのはいいですよ〜。このブログも気楽に書いていきますので、皆さん、気楽に星を眺めてみませんか?

 

 

追記

2017年7月よりブログの名前を『サターンノイドの博物誌』と改名し、星のみならず気象や旅の話など幅広く書いています。